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銀河英雄伝説 「ヴェスターラントを忘れたか!」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 この言葉によるラインハルトへの弾劾。残念ながら暗殺は成功しなかったが、妻子の恨みを僅かなりとも晴らした遺族の執念の一矢。 「さあ、政府の命令など無視して、全面攻撃を命令なさい。そうすれば、あなたはみっつのものを手にいれることができる。ラインハルト・フォン・ローエングラム公の生命と、宇宙と、未来の歴史とをね。決心なさい! あなたはこのまま前進するだけで歴史の本道を歩むことになるんだ」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 5 運命?運命などに俺の人生を左右されてたまるか。 俺は俺の長所によって成功し、俺の短所によって滅びるだろう。 全て、俺の器量の範囲内だ * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「自分が家庭人として完全にほど遠いことは承知してますよ。でも私にだって言い分があります。 私は独身だし、欠損家庭で育ちましたからね。完全な親なんてなれるはずが……」 「子供は完全な親を見ながら育つものじゃないさ。 むしろ親の不完全を反面教師として、子供は自主独立の精神を養うんだ。わかるかね、提督閣下」 「ずいぶんと酷いことを言われているのはわかりますよ」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「奪ったにせよ、築いたにせよ、最初の者は称賛を受ける資格がある。それは当然だ。 ……だが、自分の実力や努力によることなく、 単に相続によって権力や富を手に入れた者が、何を主張する権利を持っていると言うのだ? 奴らには、実力ある者に対して慈悲を乞う道が許されるだけだ。 おとなしく歴史の波に消えていくことこそ、唯一の選択だ。 血統による王朝などと言う存在自体がおぞましいと私は思う。 権力は一代限りのもので、それは譲られるべきものではない、奪われるべきものだ」 「すると、宰相閣下は、ご自分の地位や権力を、お子様にお継がせにはならないのですね」 「私の後を継ぐのは、私と同じか、それ以上の能力を持つ人間だ。 そしてそれは、何も私が死んだ後とは限らない。 ……私を背後から刺し殺して、それで全てが手に入ると思う人間は、実行してみればいいんだ。 ただし、失敗したらどんな結果がもたらされるか、その点には充分な想像力を働かせてもらおう」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「ロイエンタールが女を換えたぞ」 「そういえば、もう五月だな」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 フレデリカ、この戦いが終わったら…… 私は君より七歳も年上だし、なんというか、その、生活人として欠けたところがあるし、その他にも欠点だらけだし、 いろいろと顧みてこんな事を申し込む資格があるかどうか疑問だし、いかにも地位利用をしているみたいだし、 目の前に決戦を控えてこんな場合にこんなことを申し込むのは不謹慎だろうし…… だけど言わなくて後悔するよりは言って後悔する方がいい…… ああ、困ったものだな、さっきから自分の都合ばかり言ってるな。要するに……要するに 結婚してほしいんだ * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 数々の武勲を打ち立て、「奇跡のヤン」 「魔術師ヤン」として味方はもとより敵にさえその名を称えられた自由惑星同盟軍 最高の智将、ヤン・ウェンリー ラインハルトとの決戦の前哨戦にして、その生涯最大の激戦w 「せっかく軍隊という牢獄から脱しながら、結婚という別の牢獄に志願してはいるとは、あなたも物好きな人ですな」 「独身生活十年で悟り得ぬことが、一週間の結婚生活で悟れるものさ。よき哲学者の誕生に期待しよう」 「ですが、私が思うにヤン先輩の生涯最大の戦果は、今度の花嫁ですよ。 これこそ “奇跡のヤン” の名にふさわしい。本来なら先輩なんぞの所へ降嫁する女性じゃありませんからな」 「提督、よくこんな人たちを率いて勝ってこられましたね。裏切り者ぞろいじゃありませんか」 「私の人格は、かくて陶冶(とうや)されたのさ」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * シェーンコップ、キャゼルヌ、アッテンボローら:銀河英雄伝説 ヤンの結婚式にて。 ヤン艦隊の宿将達からの祝福(?)の言葉。 「私の母を―――エリザベート・フォン・クロイツェルを愛しておいででしたか?」 「愛してもいない女を抱くには、人生は短すぎるだろうな」 「それだけですか」 「愛してもいない男に抱かれるにも、人生は短すぎるだろうよ」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「 何千年も昔のことだが、キリスト教は、最高権力者を宗教的に洗脳することで、古代ローマ帝国を乗っ取るのに成功したのだ。 それ以後、キリスト教がどれほど悪辣に他の宗教を弾圧し、絶滅させたか。 そしてその結果、一つの帝国どころか文明そのものを支配するにいたった。 これほど効率的な侵略は類を見ない」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「行くのだ。アーデルベルト・フォン・ファーレンハイトが、戦死するときに子供を道連れにしたと言われては、バルハラに行ってから、俺の席が狭くなる」 「では、何か形見をください。命に代えても、皇帝陛下の元へお届けいたしますから」 「分かった。形見をやる。お前の命だ。生きてカイザーにお目にかかれ。死ぬなよ」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 銀河英雄伝説 「あなたはいま、どこにいます?」 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ジェシカ・エドワーズ:銀河英雄伝説 小説の方もそうだが、アニメでこれ聞いた時には心が震えた。
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ゲーム概要(wikipedia) 銀河英雄伝説 銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説 【作品名】黄金樹の一枝 リヒャルト・フォン・ヴュルテンベルク大公記 【作者名】四條楸 【URL】https //novel.syosetu.org/5591/ 【原作】銀河英雄伝説 【地雷条件又は注意事項】オリ主 神様転生 原作知識有 【あらすじ・概要・感想】 現実から神様の都合で転生させられてしまった主人公が生き残る為にあれこれする話 内容としては一時期流行った普通っぽい価値観の現代人が 銀英伝世界で原作知識ヒャッハーする系になると思われる 一話一話が多少短いが、それを除けば描写や展開は軽すぎず、重すぎずで 今後話数が増えていけば普通に楽しめる作品になりそう ゴールデンバウム朝の宗教観と神様転生を絡めている所が少し面白かったので紹介 【作品名】銀河英雄伝説 仮定未来クロニクル 【作者名】白詰草 【URL】https //novel.syosetu.org/6167/ 【あらすじ・概要】 今では珍しい原作後の後日談というタイプ 原作らしさと噛み砕きのバランスがよく、人々がそれぞれの立場で英雄の時代を振り返ってる あそこで一転してラインハルトを憎悪する立場を押し出すのはなかなかできる事じゃない 完結 【作品名】黒絹の皇妃 【作者名】朱緒 【URL】https //novel.syosetu.org/14160/ 【原作】銀河英雄伝説 【地雷要素又は注意事項】 前世の記憶&多少の原作知識あり、女性主人公 【あらすじ・概要・感想】 門閥貴族に生まれた主人公がアホの子と結婚したりしつつ ラインハルトによる王朝打倒後の平穏を目指して貴族社会の荒波の中を生きていくお話 最初の頃は場面転換が多く描写不足な部分があるが、話が進むにつれて次第に安定していき 銀英伝らしい雰囲気の文章やノリになっていく 女性主人公にはありがちな愛され系&原作知識による人材収集など テンプレ的な部分は多いが、主人公の行動や存在によって変化した部分がしっかりと描かれていて 展開もある程度原作に沿いつつオリジナルなものとなっていて楽しめた
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書きかけ 空の軌跡 マテリアルコレクションポータブル 英雄伝説 空の軌跡 FC 英雄伝説 空の軌跡 SC 英雄伝説 空の軌跡 the 3rd 英雄伝説 空の軌跡 セット 英雄伝説 零の軌跡
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銀河英雄伝説に登場する艦船のアイコンです。 拙作動画『PS版銀河英雄伝説へたっぴプレイ-アスターテ星域会戦』 自由惑星同盟 旗艦級戦艦 同盟軍各艦隊の新旧旗艦を勤めた戦艦 分艦隊旗艦 同盟軍分艦隊の旗艦を勤めた戦艦 艦隊 同盟軍の艦隊を構成する標準戦艦・空母・巡洋艦・駆逐艦・艦載機等 第二次ティアマト会戦時 ダゴン星域会戦時 銀河帝国軍 帝国の双璧 獅子の泉の七元帥 黒色槍騎兵艦隊 艦隊旗艦 艦隊 貴族軍 -
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参考文献 OVA第1期 銀河英雄伝説 OP「SKIES OF LOVE」 * 銀河英雄伝説 ED「光の橋を越えて」 * OVA第2期 銀河英雄伝説 OP「I am waiting for you」 銀河英雄伝説 ED「旅立ちの序曲」 OVA第3期 銀河英雄伝説 OP「SEA OF THE STARS」 銀河英雄伝説 ED「歓送の歌」 OVA第4期 銀河英雄伝説 OP「Must Be Something」 銀河英雄伝説 ED「宇宙の掛け橋」 OVA外伝第1期 銀河英雄伝説外伝 OP「Kid」 銀河英雄伝説外伝 ED1「説明」 銀河英雄伝説外伝 ED2「永い付き合い」 銀河英雄伝説外伝 ED3「逝くとき、祝うとき」 銀河英雄伝説外伝 ED4「オーロラのアダージョ」 OVA外伝第2期 銀河英雄伝説外伝 OP「Story of Time」 銀河英雄伝説外伝 ED1「僕たちの航跡」* 銀河英雄伝説外伝 ED2「約束された未来」
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銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝) にじファンの銀英伝二次の走りと言える作品。転生ものだがチート能力付加はなし 原作知識のアドバンテージと持ち前の頭脳でどんどん成り上がっていく 当初はラインハルトと協力して帝国打倒の予定だったらしいがキャラ暴走によりプロット崩壊したとか その結果、ラインハルトと対立することになり…… 要所要所に独自の解釈や考察が光る一品。ラインハルトの扱いに我慢ができるなら楽しめる ※帝国側でオリ主。途中までは首を傾げる事もあれど面白く読めた。 ただ、主人公持ち上げようとするあまりにラインハルトが小物になりすぎた 亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝) 前作をラインハルト劣化+主人公のあからさまな踏み台になってから読んでないので評価不能。 この人の文って上手い方なのかもしれないが、会話続く時会話ばっかになるのが気になる。 総合2位のif編。本編10話からの分岐で、 第5次イゼルローン要塞攻防戦中に両親の仇にあたる某貴族に暗殺者を差し向けられ、 それを乗りきったものの先行き危険と判断して亡命したという設定。 前作のラインハルトについては悪循環の末のデフレスパイラルで 十分説明可能だと思っているから別に良いが、こっちは……。 基本が最強モノだし序盤だから主人公のターンなわけだが、 自業自得とはいえ主人公が精神的に血反吐はいているせいか、いろいろ読んでいて辛い。 作者の文章力がどうこうは気にならんが、とにかく誤字が多い。 とはいえ、続きが気になると読み手に思わせるのは流石だとは思う。 ロボスの娘で行ってみよう 文字数五万弱 原作は銀英伝、転生モノで原作知識持ち女主人公 原作では全くいい所のなかった、同盟宇宙艦隊司令官のロボスの娘として誕生 ポジションはヤン達の後輩、アッテンボローの先輩の士官学校生という立ち位置、同盟を維持させるべく立ちまわる とはいえ未だ若輩ということもあって行動はヤンの立場改善やワイドボーン矯正、フォークの影響量減少などささやか エル・ファシル戦を論文と父の影響によって改変する展開に耐え切れば読みきれると思う 直接偉い立場になってブイブイ言わす他のに比べれば臭みは少ないので三田弾正氏の作品では今の所一番好き 原作キャラ×オリ主があるのでそこら辺にアレルギーを持つ人も注意 文章は一人称でside使い、余計な修飾を付けず淡々と状況のみを語る感じ 戦記モノは勢力立ち上げ後の展開が肝なので現状可もなく不可もなくという出来 文字数も少ないので読めりゃ何でもいいよって人にオススメ 千億帝国物語 辺境伯の子息である主人公を描いた作品らしい。らしいと言うのは、開始、早々一話でエタっている。長い間放置されているので、更新は期待できない。 「永遠は刹那のなかに」シリーズ。 同盟にタイムスリップしたミッターマイヤーが主人公。物語のアイデアは良いが、第一部、第二部、第三部……とそれぞれ切り離された投稿の仕方で読みにくい。 一つにまとめれば良いのにと思う。 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝) 銀河英雄伝説の二次小説の中でトップレベルの文字数を誇る長編大作。 主人公は、ファンの間でココア元帥の通称で知られる転生者の佐伯隆二こと、エーリッヒ・ヴァレンシュタイン。兵站畑出身、美少年という設定。 最初は面白くて話に引きずり込まれたが、ラインハルトに対する作者の迷いの様な物が感じられ、だらだらと間延びしている様に私は感じた。最近、ようやくラインハルトが処分され話が進んだように思える。 ちなみに、本作の感想では一部にしか感想を返さない事に、反感を感じる。返す義務も無いですがねw 銀河日記 他の銀英伝を元にした二次小説と比較して、同一原作の為かazuraiiru氏の「新たなる潮流」と展開が被っているような気もする。更新停止中。 続・ユリアンのイゼルローン日記 「ユリアンのイゼルローン日記」の続き、という形で、原作を補完する正統派二次小説。 奇抜な展開も無く、原作ファンも安心して読める。更新は不定期らしく、忘れた頃に更新される。 銀河英雄伝説?転生八将伝 azuraiiru氏の許可を得て三次小説として投稿された三次創作らしい。八人の転生者が出て来るとあるが、それ以前に地の文がない第一話で、誰が話しているかも分からず、感想では控えめの悪い点の指摘を受けている。 その結果、エタったのか続きは投稿されていない。個人的には、八人の転生者って誰が出て来るのだろう? と楽しみだった。 銀河英雄伝説 異伝、フロル・リシャール 当初の投稿速度が凄まじく早かった。文章の量も、にじファンにある銀河英雄伝説の二次小説の中では量が多い方。 人公はパティシェとして修業が終わり日本に帰国後、同盟側に転生した人物。最初に比べると戦闘描写も上手くなっていると思う。 更新間隔が最近開いているので、エタっているのか分からない。 銀河転生伝 「銀凡伝」を想起させる本能のままに生きる主人公。皇帝の孫という美味しい身分に転生し、ガンプラや趣味に生きる所が、ネタと割り切れ面白い。 中盤は原作をなぞっているだけの様で飽きた。最近、ラインハルトを倒してオリジナル展開を期待したいが、一話あたりが短くフェザーン進攻辺りで限り終わりを感じた。 本作の続編もある。
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英雄伝説Ⅴ 海の檻歌 ・要約版:要約スレpart2-527~532 ・詳細版:part14-27、part17-420 527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 12 28 19 ID cv3JjE8P0 海の檻歌きぼん まとめwikiのは途中までなのよねん 528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 23 40 09 ID dK/9RzSK0 527 それ7章+最終章まであるんよ・・・。 wikiは途中どころかさわりでオワットル。 おまけに世界観やストーリーは「白き魔女(英雄伝説III)」 に続いてるし、要約するの難しい。 529 :海の檻歌:2007/03/17(土) 00 08 16 ID aLDg18My0 もう色々すっ飛ばして要点だけ。 かつて「水底の民」ってのが「共鳴魔法」とやらで繁栄してけど、 「害周波」っていう負のエネルギーが発生して 世界を滅ぼしそうになったので、それを異界に転送、 自分達も監視するために異界へ移住した (その時に「害周波」の一部が暴走してガガーブが出来た)。 で、「害周波」を異界に転送する時に使ったエネルギー(闇の太陽)が 封印を解かれて暴走したので、主人公達が集めた共鳴石を使って 「闇の太陽」を消滅させて、めでたしめでたし。 でも異界に転送された「害周波」はかなり危険な状態で 何年か後に暴走しそうな予感・・・。 そして「英雄伝説Ⅲ・白き魔女」に続く。 こんなんでスマン。 530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 10 46 18 ID 7WiZCCpc0 529 ありがとー 531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 09 32 44 ID taEQ/geu0 4はその害周波による世界の破滅を防ぐため光と闇の神を召喚しようとする計画があって 色々犠牲が出るのでそれを4主人公が阻止、そのまま5の助っ人として登場。 3はン十年後、ついに害周波が再来。白き魔女が自分の命と引き換えに世界を救う。 532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/21(水) 08 52 37 ID nDwUVDUg0 自分の命、じゃなくて自分の魂な。 明確にあの世と魂がある世界なんで、何の救いも無く消滅する。 27名無しさん@お腹いっぱい。sage2005/03/23(水) 21 51 19 ID +ml/ijoV ・英雄伝説Ⅴ 海の檻歌 数多くの名曲を残した、50年前の偉大な作曲家レオーネ・フレデリック・リヒター。 ピアノとヴァイオリンの名演奏家として歴史に名を残した彼は、伝承にある共鳴魔法の究極の形、 『幻のメロディー』の再現に取り組み、その音楽家としての感性をもって、残されたわずかな資料をもとに 『水底のメロディー』として完成させた。 主人公のマクベインは、老いて益々壮んな65歳の熱血老人。その手は、岩を砕き魔物を唸らせる豪腕を 振るう拳になるかと思えば、一方で、手琴を哀惜のこもる見事な曲調でかき鳴らす繊細な指の動きを見せる。 マクベインには夢があった。それはレオーネ・F・リヒターが再現させたという『水底のメロディー』をこの手で 奏でたいという彼の世代の音楽家なら誰もが夢見たものである。ある日、昔なじみの手紙から、 レオーネが再現した「水底のメロディ」を、24のフレーズに分けて世界中に隠し、封印したという手紙を受け取った彼は、 岬の灯台で物思いにふけりながら一人手琴を奏でていた。自分ももう65、いつ死んでもおかしくない…… そんな祖父の姿を見て、息子夫婦はしきりに心配していた。 彼には孫がいた。孫の名はフォルト。 少年は、漠然とした自分の将来に不安を馳せながら、独奏会に向けキタラを練習していた。 420英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 05 38ID B8CfChSo じゃあ、前書かれていた方の続きから書かせてもらいます。 念の為キャラ紹介(フォルトとマクベインは省略) ウーナ…フォルトの幼なじみ。ラコスパルマ(フォルト達が住んでる村)の染料工場で働く女の子。 フォルトに好意を寄せており、ピッコロ奏者としてフォルト達の演奏旅行について行く。 ジャン…マクベインの十年前の演奏旅行にも付き従っていた犬。今回の演奏旅行にも随行する事に。 リック…今回の演奏旅行でジャンとコンビを組むトビネズミ。一座のマスコット。 フォルト、マクベイン、ウーナ、ジャン&リック。この三人+2匹で構成された、マクベイン一座を中心にしてストーリーは進みます。 用語解説 水底の民…かつて高度な文明をもって栄えた古代民族。その文明の粋ともいえる、音を力に変える共鳴魔法という特殊な魔法大系を 確立させたが、900年前を境に歴史上から忽然と姿を消す。今では伝承にのみその姿を留めているに過ぎない。 大蛇の背骨…ヴェルトルーナの北方にそびえる険しく巨大な山脈。未だ登頂を果たした冒険者が居ないため、 大蛇の背骨の向こう側がどうなっているのかは依然不明のままになっている。別名「世界の果て」 共鳴石…レオーネが再現した「水底のメロディー」のフレーズが刻まれた石。全部で24個あり、装備することで共鳴魔法 を操ることが出来る。この物語の中核をなす最重要アイテム。 レオーネと水底のメロディーについては前の方が書いてるので省略。 421英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 09 17ID B8CfChSo <序章・旅人たちの前奏曲> フォルトは、ある日両親から近頃マクベインの行動がおかしいので、彼が最近入り浸っている灯台まで様子を見てくるように頼まれる。 ジャンを伴い灯台の最上階まで登ると、そこには無心に手琴を奏でるマクベインの姿が。問いただしてみると、彼は演奏旅行に出掛けるために、ここで練習をしているという。 旅に出るという祖父の言葉に動揺するフォルトだが、練習の邪魔になるといわれ、灯台から追い出されてしまう。 家に戻る途中で染料工場の婆さんに呼び止められ、隣村のクランカまでお遣いを頼まれる。幼なじみのウーナと共にクランカへ。 お遣いも終わり、フォルトは両親にマクベインが演奏旅行に出掛ける気満々であることを報告する。その報告を聞いて益々心配を募らせた両親の頼みで、 再びマクベインの様子を見に灯台へ向かう。マクベインは相変わらず手琴を奏でていたが、その最中に突如魔獣が襲い掛かってきた。 マクベインによって魔獣は退けられたが、フォルト達はそのアクシデントをきっかけに、一枚の古ぼけた地図を見つける。 ヴェルトルーナ全土を記したそれは、クランカの位置で何かの印が点滅を繰り返す、不思議な地図であった。 マクベインはその地図が古い馴染みが手紙と共に送った、レオーネの著書の中に書かれていた唯一共鳴石を探し出すことが出来る「魔法の地図」ではないかと疑う。 地図は果たして「魔法の地図」なのか?その真偽のほどを確かめるために、フォルト達は地図が指し示すクランカへと足を運んだ。 422英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 14 09ID B8CfChSo クランカに到着し、共鳴石について聞き込みを開始するフォルト達一行。村人達に聞いて回ったところ、 どうも村の中を巡る地下水路跡に共鳴石らしきものがあるらしい。 地下水路跡に潜り込むと、水路の奥深くには共鳴石「禊」が封じられていた。地図は紛れも無く「魔法の地図」であった。 夢にまで見た水底のメロディーのかけらを手に入れ上機嫌になったマクベインは、フォルトにキタラの稽古を付けてやることに。 手練の演奏家であるマクベインの指導の下、フォルトはメキメキとキタラの腕をあげた。 そして独奏会当日。フォルトはレトラッド地方に古くから伝わる曲「それ見よわが元気」(Ⅲでトロバが奏でていたのと同じ曲)を演奏する。 フォルトの演奏は高い評価を得たが、優勝は他の町から参加したバイオリン奏者、アルトスという少年に持っていかれ、フォルトは準優勝になってしまう。 家族やウーナが祝福する中、フォルトは突如マクベインの演奏旅行に付いていくと言い出す。 独奏会の前日、マクベインはフォルトの演奏を見届けた後、旅に出ると告げていたのだ。 マクベインのような演奏家になりたいという、確かな夢を抱き始めたフォルトの決意を汲んで、同行を許すマクベイン。 フォルトの突然の旅立ち宣言に慌てたウーナは、このままじゃ告白できないと、ほとんど勢いで演奏旅行に参加の名乗りを上げる。 来る者拒まずと彼女の同行もあっさりと許された。 こうして、ここにマクベインを座長とした小さな一座が誕生した。 448英雄伝説Ⅴsage2005/08/16(火) 18 11 41ID gU6H/bDa マクベイン一座を結成し、ラコスパルマを後にしたフォルト達。彼らが目指す次の地はグレイスールである。 だが、それにはまず旅券手帳と他国の通行許可書を手に入れないといけないので、独奏会の舞台でもあったピンゼルへと向かうことに。 ピンゼルに到着したフォルト達を待ち受けていたのは、独奏会でフォルトの演奏とルックスに一目惚れをしたギャル集団であった。 フォルト達を囲んで大騒ぎをするギャル集団の迫力に怯えるフォルト。なんとか集団を撒いて、旅券手帳とグレイスール、ブロデインの 通行許可書をゲットする。 船着場のあるファゴットに着き、連絡船の運行状況を確かめるため、マクベインは船着場に向かい、フォルトとウーナは荷物を見張る事に。 初めての船の旅に船酔いしないか気が気でないフォルトに、見るからに胡散臭い男が近づく。彼曰く「船に乗る前に唐辛子食っとけば 船酔いしないぜ」との事。フォルトとウーナ、そして不審人物の接近に気付いてすっ飛んできたマクベインは、あっさりと男の話を信用し、 激辛唐辛子を頬張る。当然のように辛さに悶絶し、水を飲みに方々に駆け出す3人。辛さが収まり船着場に戻ると、荷物の中から 旅券手帳が消えていることに気付く。男(実は三人組のこそ泥の1人)の狙いは旅券手帳にあった。 辛い唐辛子を食べさせられ、あまつさえ旅券手帳まで盗まれ、怒り心頭の三人はファゴット中を探しまくり、ついに地下倉庫の彼らのねぐらを 探し当てる。地下倉庫でこそ泥三人組と戦い勝利するフォルト達。手帳も取り戻し、三人にボコボコにされたこそ泥達の口に唐辛子を突っ込み、 自分達と同じ苦しみを与える事に成功する。 こそ泥達をとっちめている間に、グレイスールの連絡船が船着場に到着した。手続きを終え、連絡船に乗り込むフォルト達。船は大海原に向かって 漕ぎ出し、マクベイン一座の本格的な旅が始まろうとしていた… 520英雄伝説Ⅴsage2005/08/18(木) 22 31 33ID xh4oVvv3 <第一章・盗賊どもの奇想曲> グレイスール・トリムに入ったフォルト達。彼らはそこでマクベインにあの手紙を送った、シャオとレイチェル親子に出会う。 彼らもまた旅芸人で、彼らの話によると、グレイスールは現在旅芸人を装った盗賊集団・スイング団が各地で暴威を振るっており、 そのせいで旅芸人のイメージは最悪になっているという。 トリムの街道沿いの洞窟で手に入れた共鳴石「心眼」で得たフレーズを使い、イメージ回復の為に親子と共に興行を行うが上手くいかない。 幸先の悪いスタートになったグレイスール巡業。トリムでの興行を終え、親子を加えたフォルト一行はビエントへと向かう。 ビエントでは、シャオ親子が勝手に受けてきたバイトをする羽目になる。町一番の資産家の家事手伝いをするフォルト達。 腹を空かせたトビネズミを助けたり、キツイ重労働に根を上げシャオ親子が逃げ出したりして時間は過ぎてゆく。そんな中、 思わぬ事態が勃発する。外に出掛けていたウーナが、スイング団に攫われたのだ。彼女を助けるべく一団が立て篭もって いる水琴窟に向かうフォルト達。先程助けたトビネズミ達の恩返し攻撃で難なく一団を撃退し、無事にウーナを助け出した。 水琴窟では共鳴石「水」が封じられており、ついでに手に入れる。 トビネズミのリックが仲間になり、賑やかになった一座はレオーネゆかりの音楽学校があるので有名な、カントスへと旅立つ。 音楽学校で、フォルト達は三度の飯よりイタズラ好きなシュベールという生徒と知り合う。学校では音楽祭を催しており、 一座も一般参加を申しこむ。そのさ中、校長の部屋が誰かに荒らされる事件がおきた。速攻で疑われるシュベール。 無実を主張をするが、日頃の行いのせいで教師達は信じようとせず、シュベールは学校を飛び出してしまう。 人格者な校長のお陰で彼が無罪だとわかり、フォルト達は彼を連れ戻す為に跡を追う。 隣町のボザールへと続く峠の茶屋でシュベールとその祖父レイゼンを発見する。レイゼンは学校の初代校長であり、レ オーネとも会った事があるという。疑いも晴れ、学校に戻るフォルト達とシュベール。 学校では既に音楽祭が本格的に始まっていたが、その舞台に突如スイング団が乱入し、団の頭目が校長に共鳴石を出せと要求してくる。 頭目は何故か共鳴石の存在を知っていた。 「ない」「いや、あるはずだ」と押し問答を始める校長と頭目。 そこに別行動をとっていた団員が現れ、レイゼンが石を持っているという情報を伝える。一団は早速峠の茶屋に向かい、 フォルト達とシュベールも急いで跡を追いかける。一団はレイゼンから無理やり共鳴石を奪おうとするが、シュベールの コショウ爆弾の襲撃を受けあえなく撤退。レイゼンと共鳴石の無事を確保する。 邪魔者も退散し、音楽祭は再開された。マクベイン一座の演奏は絶賛を受け、レイゼンは審査員特別賞と言い、共鳴石 「生命」を手渡す。正しい人に共鳴石を渡すようレオーネに頼まれていた彼は、フォルト達に石を受け取る資格があるとみなしたのだった。 521英雄伝説Ⅴsage2005/08/18(木) 22 33 24ID xh4oVvv3 シュベール達と別れ、ボザールに到着したフォルト達。彼らはそこで独奏会での優勝者、アルトスと再開を果たす。本業はパン屋のアルトスは、 生き別れた姉を探すために姉との唯一の思い出であった音楽を続けているのだとか。 アルトスと別れ、共鳴石探しを開始する。ボザールの西にある採掘場でそれらしい石が発見されたというので、採掘場に赴くことに。 採掘場の深部で、厳重に封じられた共鳴石「大地」を手に入れるが、またしても現れたスイング団に不意を衝かれてしまう。 一団が歌うフザケた子守唄で眠りこけ、「大地」の共鳴石を奪われてしまう。スイング団の秘密兵器は聞く者全てを眠らせる子守唄であった。 アルトスと、一団の存在を無視できなくなったボザールの町長、ルプシャの助けを得てスイング団のアジトがある旧採掘場へ向かうフォルト達。 そこで一人のの団員を捕まえる。およそ悪人に見えないその団員の話によると、スイング団は元はただの旅芸人の一座だったが、ある日ふと した事で共鳴石「子守唄」を手に入れ、悪用することで盗賊に身を堕としてしまったのだという。そんな彼らに謎の人物が近づき、もっと沢山の 共鳴石を手に入れたら多額の報酬を渡すと約束されたらしい。 彼の話を聞き終え、いよいよ旧採掘場の最深部でスイング団と決着をつける。子守唄対策をしていた為、実にあっさりとスイング団を打ち 負かし、「大地」と「子守唄」の共鳴石を手に入れる。 スイング団は捕まるが、先程の団員が必死に仲間の命乞いをする。その姿に心を打たれ改心した頭目とその子分達は、町長の計らいで、 採掘場で働くことでその罪を償うということで処分が決まる。フォルト達の活躍により、グレイスールでの旅芸人の地位は回復した。 第一章終了。 116英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 30 14ID z9SJ3tI1 <第二章・海賊どもの行進曲> グレイスールでの巡業は終わり、アルトスを同行者に加え、ペニソラ公国を目指す一行。 ドガーナで、凶暴な魔獣に単身突撃を掛けるエグール子爵を助ける。彼の話によると、ドガーナとエンボリンを 結ぶ洞窟道に魔獣が巣食い、領民の行き来が出来なくなっているというのだ。フォルト達の腕を見込んだ子爵は、 自分が持っていた共鳴石「忍耐」を渡し、これで問題の魔獣を倒すよう依頼する。果たして魔獣は倒され、洞窟道の交通は回復した。 元首である公爵も持っているかもしれない、という楽天的な考えでエンボリンに行くことになったフォルト達。 子爵の紹介状を受け取り、エンボリンへ。そこではシャオ親子と再会する。一攫千金を狙う親子は、リュトム島で開かれる リッシュという富豪が主催する、音楽オーディションに出場するためそのツテを探しているらしい。そのオーディションには、フォルト達も 旅先で知り合ったブロデインの大使に推薦を約束されていた。 親子との再会後、公爵と面会するが、高慢な態度の公爵はフォルト達を追い返してしまう。しょうがないのでドガーナに戻り、 子爵に事の経緯を伝えるが、その折に子爵から公国の現状を聞かされる。欲に駆られた公爵は悪徳商人であるリッシュに取り込まれ、 国の将来が見えなくなっており、そのせいで国の治安や交通が混乱しているという。公爵の幼なじみでもある子爵は、彼の変貌に憂いと不安 を抱いていた。話し終えた子爵は、彼に渡してほしいとビー玉を託す。それを持って公爵に面会を求めるが、まったく取り合ってもらえない。 町で公爵がオーディションに推薦する演奏家を探しているという情報を得、 彼の気を引くためにアルトスの叔父が営むパン屋の宣伝興行を行うフォルト達。 興行は成功し、評判を聞きつけた公爵から呼び出される。子爵の話の通り、公爵は目先の利益に囚われたどうしようもない状態であった。 公爵を諌め、子爵から渡されたビーダマを見せる一行。ビーダマは公爵の子供時代の苦い思い出の品であり、 それを見せられた公爵は子爵の気持ちを悟る。彼はリッシュと手を切ることを誓い、オーディションへの出席を辞退する。 彼に共鳴石について尋ねるが、彼は石は持っておらず、変わりにレオーネの未発表の楽譜「海と森のメモリア」をくれる。 リュトム島で生まれたこの曲は、島民にのみ知られている、故郷の歌のようなものであるという。 共鳴石が無くて肩透かしを食らう一行。だが落胆もつかの間、なんとアルトスの叔父から共鳴石「技」を受け取る。 彼の父がレオーネから託されていたものであり、更に彼は共鳴石の危険性についても話す。 曇りなき心を持たずして、共鳴石を制御できない事。共鳴石とは持ち主の心一つで災いにもなりうる諸刃の刃であるということ。 なぜそんなに詳しいのか、素朴な疑問を持つフォルトに叔父は 「あなた達がレオーネの足取りを辿れば、自ずと真実に行き着く」と答えをはぐらかす。 色々疑問も残るが、アルトスや彼の叔父に別れを告げ、オーディションに出場するべくリュトム島へと向かう。 117英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 38 14ID z9SJ3tI1 かつては村が存在し、緑豊かな美しい島であったリュトム島。 レオーネも訪れたこの島は、離島であるがゆえに海賊達の食い物にされ、そこに付け込んだリッシュの買収に負けた村人達が、 泣く泣く島を手放したという悲しい過去があった。 今は昔の面影もなく、島ごとリッシュの豪邸に作り変えられている。 その島で、フォルト達はこの島の出身者であるエリーゼという使用人と知り合う。 彼女の案内でリュトム島に封じられていた共鳴石「束縛」を得ることが出来た。 しばらくして、リッシュ邸本館でリッシュによるオーディションの開会宣言が行われる。 全身から「私は成金です」というオーラを放つリッシュ。開会式が終了し、ブロデインの大使と再会する。 大使はこのオーデションに疑惑を持っていた。兼ねてからリッシュと黒い噂のあった、軍事化が進むヌメロス帝国のブレガー大使と、 リッシュが急に接近し出した事と、招待された貴賓達がリッシュを非難する国々の人ばかりであるということ。これらがどうも引っ掛かるらしい。 明日の本番に備え、一行は「海と森のメモリア」を練習する。すると懐かしい曲を聴いたと、雇われ料理人のローランドという男に褒められる。 彼もまた島の出身者であり、エリーゼとは幼なじみの間柄であった。彼の話で、エリーゼが未だ島にまつわる過去に縛られていることを知る。 彼女の父は島を売った村長であり、彼女はその罪滅ぼしの為に、変わり果てた島に留まり続けているのだ。 リュトム島2日目。いよいよオーディション本番である。一位には多額の賞金と、明日の船上パーティーで演奏をする権利が得られる。 オーデションは各国の名だたる演奏家達が己の技を競い合う、レベルの高いものとなった。一座は心を込めて「海と森のメモリア」を演奏する。 懐かしいメロディを聞き、かつてのリュトム島を思い出し喜ぶエリーゼ。 118英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 38 52ID z9SJ3tI1 水夫達に見覚えがあるローランドは、何を思ったかバーを飛び出し、フォルト達も彼の後を追う。 追いかけた先はリッシュ邸の本館で、ちょうどブレガー大使がリッシュと会う為、館の奥へと入っていく所だった。 その跡を追いかけ、ローランドも館の奥に消える。一行も本館に潜入し、リッシュとブレガー、そして大海賊として悪名高い ラモンの密会現場を目撃する。三人は明日の計画がどうのこうのと相談をしていた。 更に彼らの会話で、リュトム島の買収劇がリッシュとラモンによって仕組まれたものだった事が判明する。 その事実を盗み聞いていたローランドが逆上し、リッシュに襲い掛かるがラモンの返り討ちにあい、逆に捕らえられてしまう。 助けようとするフォルトに、いつの間にか彼の背後に潜んでいたスレイドが、今はまずいと制止する。 スレイドにより、リッシュ達の計画が明日の船上パーティーでラモンが船を襲い、 出席している貴賓たちの身代金をせしめるものだという事が解る。 オーディションも結局はこの為の罠であった。音楽を悪事に利用され、怒るフォルト達はスレイドと協力し 計画の阻止とローランド救出の為に動き出す。 リュトム島最終日。リッシュが所有するバンケット号でパーティーは開かれた。そしてその船をラモンの黒竜号が襲撃し、 計画はリッシュ達の予定通りうまく運ぶと思われたが、想定外だったフォルト達の奇襲に遭う。 黒竜号に乗り込み、リッシュ達を成敗する一行。囚われのローランドを救出し、バンケット号を奪ってその場から逃げ出す。計画を邪魔され、怒り狂うリッシュ達が追撃を掛けようとするが、 突如現れた、海の英雄キャプテン・トーマスのプラネトス二世号の砲撃を受ける。先手を取られたリッシュ達は成す術もなくなり、すごすごとその場から逃げ去る。 突然の助っ人に驚くが、実はトーマスと懇意にしていたスレイドが、あらかじめ彼に応援を頼んでいたのだった。 残念ながらトーマスは現在留守で、副長のルカ(Ⅳに出てきたルティスの弟)が助けた貴賓たちを引き受けてくれる。 バンケット号に手伝いで同乗していたエリーゼは、ローランドから真実を聞かされ、彼と共に新たな人生を送る決意を固めた。 全ては丸く収まり、フォルト達は盗んだ船で、スレイドと共にそのまま次の巡業の地、メルヘローズへと海路を進める。 第二章終了。
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英雄伝説Ⅴ 海の檻歌 ・要約版:要約スレpart2-527~532 ・詳細版:part14-27、part17-420 527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 12 28 19 ID cv3JjE8P0 海の檻歌きぼん まとめwikiのは途中までなのよねん 528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 23 40 09 ID dK/9RzSK0 527 それ7章+最終章まであるんよ・・・。 wikiは途中どころかさわりでオワットル。 おまけに世界観やストーリーは「白き魔女(英雄伝説III)」 に続いてるし、要約するの難しい。 529 :海の檻歌:2007/03/17(土) 00 08 16 ID aLDg18My0 もう色々すっ飛ばして要点だけ。 かつて「水底の民」ってのが「共鳴魔法」とやらで繁栄してけど、 「害周波」っていう負のエネルギーが発生して 世界を滅ぼしそうになったので、それを異界に転送、 自分達も監視するために異界へ移住した (その時に「害周波」の一部が暴走してガガーブが出来た)。 で、「害周波」を異界に転送する時に使ったエネルギー(闇の太陽)が 封印を解かれて暴走したので、主人公達が集めた共鳴石を使って 「闇の太陽」を消滅させて、めでたしめでたし。 でも異界に転送された「害周波」はかなり危険な状態で 何年か後に暴走しそうな予感・・・。 そして「英雄伝説Ⅲ・白き魔女」に続く。 こんなんでスマン。 530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/17(土) 10 46 18 ID 7WiZCCpc0 529 ありがとー 531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 09 32 44 ID taEQ/geu0 4はその害周波による世界の破滅を防ぐため光と闇の神を召喚しようとする計画があって 色々犠牲が出るのでそれを4主人公が阻止、そのまま5の助っ人として登場。 3はン十年後、ついに害周波が再来。白き魔女が自分の命と引き換えに世界を救う。 532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/21(水) 08 52 37 ID nDwUVDUg0 自分の命、じゃなくて自分の魂な。 明確にあの世と魂がある世界なんで、何の救いも無く消滅する。 27名無しさん@お腹いっぱい。sage2005/03/23(水) 21 51 19 ID +ml/ijoV ・英雄伝説Ⅴ 海の檻歌 数多くの名曲を残した、50年前の偉大な作曲家レオーネ・フレデリック・リヒター。 ピアノとヴァイオリンの名演奏家として歴史に名を残した彼は、伝承にある共鳴魔法の究極の形、 『幻のメロディー』の再現に取り組み、その音楽家としての感性をもって、残されたわずかな資料をもとに 『水底のメロディー』として完成させた。 主人公のマクベインは、老いて益々壮んな65歳の熱血老人。その手は、岩を砕き魔物を唸らせる豪腕を 振るう拳になるかと思えば、一方で、手琴を哀惜のこもる見事な曲調でかき鳴らす繊細な指の動きを見せる。 マクベインには夢があった。それはレオーネ・F・リヒターが再現させたという『水底のメロディー』をこの手で 奏でたいという彼の世代の音楽家なら誰もが夢見たものである。ある日、昔なじみの手紙から、 レオーネが再現した「水底のメロディ」を、24のフレーズに分けて世界中に隠し、封印したという手紙を受け取った彼は、 岬の灯台で物思いにふけりながら一人手琴を奏でていた。自分ももう65、いつ死んでもおかしくない…… そんな祖父の姿を見て、息子夫婦はしきりに心配していた。 彼には孫がいた。孫の名はフォルト。 少年は、漠然とした自分の将来に不安を馳せながら、独奏会に向けキタラを練習していた。 420英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 05 38ID B8CfChSo じゃあ、前書かれていた方の続きから書かせてもらいます。 念の為キャラ紹介(フォルトとマクベインは省略) ウーナ…フォルトの幼なじみ。ラコスパルマ(フォルト達が住んでる村)の染料工場で働く女の子。 フォルトに好意を寄せており、ピッコロ奏者としてフォルト達の演奏旅行について行く。 ジャン…マクベインの十年前の演奏旅行にも付き従っていた犬。今回の演奏旅行にも随行する事に。 リック…今回の演奏旅行でジャンとコンビを組むトビネズミ。一座のマスコット。 フォルト、マクベイン、ウーナ、ジャン&リック。この三人+2匹で構成された、マクベイン一座を中心にしてストーリーは進みます。 用語解説 水底の民…かつて高度な文明をもって栄えた古代民族。その文明の粋ともいえる、音を力に変える共鳴魔法という特殊な魔法大系を 確立させたが、900年前を境に歴史上から忽然と姿を消す。今では伝承にのみその姿を留めているに過ぎない。 大蛇の背骨…ヴェルトルーナの北方にそびえる険しく巨大な山脈。未だ登頂を果たした冒険者が居ないため、 大蛇の背骨の向こう側がどうなっているのかは依然不明のままになっている。別名「世界の果て」 共鳴石…レオーネが再現した「水底のメロディー」のフレーズが刻まれた石。全部で24個あり、装備することで共鳴魔法 を操ることが出来る。この物語の中核をなす最重要アイテム。 レオーネと水底のメロディーについては前の方が書いてるので省略。 421英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 09 17ID B8CfChSo <序章・旅人たちの前奏曲> フォルトは、ある日両親から近頃マクベインの行動がおかしいので、彼が最近入り浸っている灯台まで様子を見てくるように頼まれる。 ジャンを伴い灯台の最上階まで登ると、そこには無心に手琴を奏でるマクベインの姿が。問いただしてみると、彼は演奏旅行に出掛けるために、ここで練習をしているという。 旅に出るという祖父の言葉に動揺するフォルトだが、練習の邪魔になるといわれ、灯台から追い出されてしまう。 家に戻る途中で染料工場の婆さんに呼び止められ、隣村のクランカまでお遣いを頼まれる。幼なじみのウーナと共にクランカへ。 お遣いも終わり、フォルトは両親にマクベインが演奏旅行に出掛ける気満々であることを報告する。その報告を聞いて益々心配を募らせた両親の頼みで、 再びマクベインの様子を見に灯台へ向かう。マクベインは相変わらず手琴を奏でていたが、その最中に突如魔獣が襲い掛かってきた。 マクベインによって魔獣は退けられたが、フォルト達はそのアクシデントをきっかけに、一枚の古ぼけた地図を見つける。 ヴェルトルーナ全土を記したそれは、クランカの位置で何かの印が点滅を繰り返す、不思議な地図であった。 マクベインはその地図が古い馴染みが手紙と共に送った、レオーネの著書の中に書かれていた唯一共鳴石を探し出すことが出来る「魔法の地図」ではないかと疑う。 地図は果たして「魔法の地図」なのか?その真偽のほどを確かめるために、フォルト達は地図が指し示すクランカへと足を運んだ。 422英雄伝説Ⅴsage2005/08/15(月) 19 14 09ID B8CfChSo クランカに到着し、共鳴石について聞き込みを開始するフォルト達一行。村人達に聞いて回ったところ、 どうも村の中を巡る地下水路跡に共鳴石らしきものがあるらしい。 地下水路跡に潜り込むと、水路の奥深くには共鳴石「禊」が封じられていた。地図は紛れも無く「魔法の地図」であった。 夢にまで見た水底のメロディーのかけらを手に入れ上機嫌になったマクベインは、フォルトにキタラの稽古を付けてやることに。 手練の演奏家であるマクベインの指導の下、フォルトはメキメキとキタラの腕をあげた。 そして独奏会当日。フォルトはレトラッド地方に古くから伝わる曲「それ見よわが元気」(Ⅲでトロバが奏でていたのと同じ曲)を演奏する。 フォルトの演奏は高い評価を得たが、優勝は他の町から参加したバイオリン奏者、アルトスという少年に持っていかれ、フォルトは準優勝になってしまう。 家族やウーナが祝福する中、フォルトは突如マクベインの演奏旅行に付いていくと言い出す。 独奏会の前日、マクベインはフォルトの演奏を見届けた後、旅に出ると告げていたのだ。 マクベインのような演奏家になりたいという、確かな夢を抱き始めたフォルトの決意を汲んで、同行を許すマクベイン。 フォルトの突然の旅立ち宣言に慌てたウーナは、このままじゃ告白できないと、ほとんど勢いで演奏旅行に参加の名乗りを上げる。 来る者拒まずと彼女の同行もあっさりと許された。 こうして、ここにマクベインを座長とした小さな一座が誕生した。 448英雄伝説Ⅴsage2005/08/16(火) 18 11 41ID gU6H/bDa マクベイン一座を結成し、ラコスパルマを後にしたフォルト達。彼らが目指す次の地はグレイスールである。 だが、それにはまず旅券手帳と他国の通行許可書を手に入れないといけないので、独奏会の舞台でもあったピンゼルへと向かうことに。 ピンゼルに到着したフォルト達を待ち受けていたのは、独奏会でフォルトの演奏とルックスに一目惚れをしたギャル集団であった。 フォルト達を囲んで大騒ぎをするギャル集団の迫力に怯えるフォルト。なんとか集団を撒いて、旅券手帳とグレイスール、ブロデインの 通行許可書をゲットする。 船着場のあるファゴットに着き、連絡船の運行状況を確かめるため、マクベインは船着場に向かい、フォルトとウーナは荷物を見張る事に。 初めての船の旅に船酔いしないか気が気でないフォルトに、見るからに胡散臭い男が近づく。彼曰く「船に乗る前に唐辛子食っとけば 船酔いしないぜ」との事。フォルトとウーナ、そして不審人物の接近に気付いてすっ飛んできたマクベインは、あっさりと男の話を信用し、 激辛唐辛子を頬張る。当然のように辛さに悶絶し、水を飲みに方々に駆け出す3人。辛さが収まり船着場に戻ると、荷物の中から 旅券手帳が消えていることに気付く。男(実は三人組のこそ泥の1人)の狙いは旅券手帳にあった。 辛い唐辛子を食べさせられ、あまつさえ旅券手帳まで盗まれ、怒り心頭の三人はファゴット中を探しまくり、ついに地下倉庫の彼らのねぐらを 探し当てる。地下倉庫でこそ泥三人組と戦い勝利するフォルト達。手帳も取り戻し、三人にボコボコにされたこそ泥達の口に唐辛子を突っ込み、 自分達と同じ苦しみを与える事に成功する。 こそ泥達をとっちめている間に、グレイスールの連絡船が船着場に到着した。手続きを終え、連絡船に乗り込むフォルト達。船は大海原に向かって 漕ぎ出し、マクベイン一座の本格的な旅が始まろうとしていた… 520英雄伝説Ⅴsage2005/08/18(木) 22 31 33ID xh4oVvv3 <第一章・盗賊どもの奇想曲> グレイスール・トリムに入ったフォルト達。彼らはそこでマクベインにあの手紙を送った、シャオとレイチェル親子に出会う。 彼らもまた旅芸人で、彼らの話によると、グレイスールは現在旅芸人を装った盗賊集団・スイング団が各地で暴威を振るっており、 そのせいで旅芸人のイメージは最悪になっているという。 トリムの街道沿いの洞窟で手に入れた共鳴石「心眼」で得たフレーズを使い、イメージ回復の為に親子と共に興行を行うが上手くいかない。 幸先の悪いスタートになったグレイスール巡業。トリムでの興行を終え、親子を加えたフォルト一行はビエントへと向かう。 ビエントでは、シャオ親子が勝手に受けてきたバイトをする羽目になる。町一番の資産家の家事手伝いをするフォルト達。 腹を空かせたトビネズミを助けたり、キツイ重労働に根を上げシャオ親子が逃げ出したりして時間は過ぎてゆく。そんな中、 思わぬ事態が勃発する。外に出掛けていたウーナが、スイング団に攫われたのだ。彼女を助けるべく一団が立て篭もって いる水琴窟に向かうフォルト達。先程助けたトビネズミ達の恩返し攻撃で難なく一団を撃退し、無事にウーナを助け出した。 水琴窟では共鳴石「水」が封じられており、ついでに手に入れる。 トビネズミのリックが仲間になり、賑やかになった一座はレオーネゆかりの音楽学校があるので有名な、カントスへと旅立つ。 音楽学校で、フォルト達は三度の飯よりイタズラ好きなシュベールという生徒と知り合う。学校では音楽祭を催しており、 一座も一般参加を申しこむ。そのさ中、校長の部屋が誰かに荒らされる事件がおきた。速攻で疑われるシュベール。 無実を主張をするが、日頃の行いのせいで教師達は信じようとせず、シュベールは学校を飛び出してしまう。 人格者な校長のお陰で彼が無罪だとわかり、フォルト達は彼を連れ戻す為に跡を追う。 隣町のボザールへと続く峠の茶屋でシュベールとその祖父レイゼンを発見する。レイゼンは学校の初代校長であり、レ オーネとも会った事があるという。疑いも晴れ、学校に戻るフォルト達とシュベール。 学校では既に音楽祭が本格的に始まっていたが、その舞台に突如スイング団が乱入し、団の頭目が校長に共鳴石を出せと要求してくる。 頭目は何故か共鳴石の存在を知っていた。 「ない」「いや、あるはずだ」と押し問答を始める校長と頭目。 そこに別行動をとっていた団員が現れ、レイゼンが石を持っているという情報を伝える。一団は早速峠の茶屋に向かい、 フォルト達とシュベールも急いで跡を追いかける。一団はレイゼンから無理やり共鳴石を奪おうとするが、シュベールの コショウ爆弾の襲撃を受けあえなく撤退。レイゼンと共鳴石の無事を確保する。 邪魔者も退散し、音楽祭は再開された。マクベイン一座の演奏は絶賛を受け、レイゼンは審査員特別賞と言い、共鳴石 「生命」を手渡す。正しい人に共鳴石を渡すようレオーネに頼まれていた彼は、フォルト達に石を受け取る資格があるとみなしたのだった。 521英雄伝説Ⅴsage2005/08/18(木) 22 33 24ID xh4oVvv3 シュベール達と別れ、ボザールに到着したフォルト達。彼らはそこで独奏会での優勝者、アルトスと再開を果たす。本業はパン屋のアルトスは、 生き別れた姉を探すために姉との唯一の思い出であった音楽を続けているのだとか。 アルトスと別れ、共鳴石探しを開始する。ボザールの西にある採掘場でそれらしい石が発見されたというので、採掘場に赴くことに。 採掘場の深部で、厳重に封じられた共鳴石「大地」を手に入れるが、またしても現れたスイング団に不意を衝かれてしまう。 一団が歌うフザケた子守唄で眠りこけ、「大地」の共鳴石を奪われてしまう。スイング団の秘密兵器は聞く者全てを眠らせる子守唄であった。 アルトスと、一団の存在を無視できなくなったボザールの町長、ルプシャの助けを得てスイング団のアジトがある旧採掘場へ向かうフォルト達。 そこで一人のの団員を捕まえる。およそ悪人に見えないその団員の話によると、スイング団は元はただの旅芸人の一座だったが、ある日ふと した事で共鳴石「子守唄」を手に入れ、悪用することで盗賊に身を堕としてしまったのだという。そんな彼らに謎の人物が近づき、もっと沢山の 共鳴石を手に入れたら多額の報酬を渡すと約束されたらしい。 彼の話を聞き終え、いよいよ旧採掘場の最深部でスイング団と決着をつける。子守唄対策をしていた為、実にあっさりとスイング団を打ち 負かし、「大地」と「子守唄」の共鳴石を手に入れる。 スイング団は捕まるが、先程の団員が必死に仲間の命乞いをする。その姿に心を打たれ改心した頭目とその子分達は、町長の計らいで、 採掘場で働くことでその罪を償うということで処分が決まる。フォルト達の活躍により、グレイスールでの旅芸人の地位は回復した。 第一章終了。 116英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 30 14ID z9SJ3tI1 <第二章・海賊どもの行進曲> グレイスールでの巡業は終わり、アルトスを同行者に加え、ペニソラ公国を目指す一行。 ドガーナで、凶暴な魔獣に単身突撃を掛けるエグール子爵を助ける。彼の話によると、ドガーナとエンボリンを 結ぶ洞窟道に魔獣が巣食い、領民の行き来が出来なくなっているというのだ。フォルト達の腕を見込んだ子爵は、 自分が持っていた共鳴石「忍耐」を渡し、これで問題の魔獣を倒すよう依頼する。果たして魔獣は倒され、洞窟道の交通は回復した。 元首である公爵も持っているかもしれない、という楽天的な考えでエンボリンに行くことになったフォルト達。 子爵の紹介状を受け取り、エンボリンへ。そこではシャオ親子と再会する。一攫千金を狙う親子は、リュトム島で開かれる リッシュという富豪が主催する、音楽オーディションに出場するためそのツテを探しているらしい。そのオーディションには、フォルト達も 旅先で知り合ったブロデインの大使に推薦を約束されていた。 親子との再会後、公爵と面会するが、高慢な態度の公爵はフォルト達を追い返してしまう。しょうがないのでドガーナに戻り、 子爵に事の経緯を伝えるが、その折に子爵から公国の現状を聞かされる。欲に駆られた公爵は悪徳商人であるリッシュに取り込まれ、 国の将来が見えなくなっており、そのせいで国の治安や交通が混乱しているという。公爵の幼なじみでもある子爵は、彼の変貌に憂いと不安 を抱いていた。話し終えた子爵は、彼に渡してほしいとビー玉を託す。それを持って公爵に面会を求めるが、まったく取り合ってもらえない。 町で公爵がオーディションに推薦する演奏家を探しているという情報を得、 彼の気を引くためにアルトスの叔父が営むパン屋の宣伝興行を行うフォルト達。 興行は成功し、評判を聞きつけた公爵から呼び出される。子爵の話の通り、公爵は目先の利益に囚われたどうしようもない状態であった。 公爵を諌め、子爵から渡されたビーダマを見せる一行。ビーダマは公爵の子供時代の苦い思い出の品であり、 それを見せられた公爵は子爵の気持ちを悟る。彼はリッシュと手を切ることを誓い、オーディションへの出席を辞退する。 彼に共鳴石について尋ねるが、彼は石は持っておらず、変わりにレオーネの未発表の楽譜「海と森のメモリア」をくれる。 リュトム島で生まれたこの曲は、島民にのみ知られている、故郷の歌のようなものであるという。 共鳴石が無くて肩透かしを食らう一行。だが落胆もつかの間、なんとアルトスの叔父から共鳴石「技」を受け取る。 彼の父がレオーネから託されていたものであり、更に彼は共鳴石の危険性についても話す。 曇りなき心を持たずして、共鳴石を制御できない事。共鳴石とは持ち主の心一つで災いにもなりうる諸刃の刃であるということ。 なぜそんなに詳しいのか、素朴な疑問を持つフォルトに叔父は 「あなた達がレオーネの足取りを辿れば、自ずと真実に行き着く」と答えをはぐらかす。 色々疑問も残るが、アルトスや彼の叔父に別れを告げ、オーディションに出場するべくリュトム島へと向かう。 117英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 38 14ID z9SJ3tI1 かつては村が存在し、緑豊かな美しい島であったリュトム島。 レオーネも訪れたこの島は、離島であるがゆえに海賊達の食い物にされ、そこに付け込んだリッシュの買収に負けた村人達が、 泣く泣く島を手放したという悲しい過去があった。 今は昔の面影もなく、島ごとリッシュの豪邸に作り変えられている。 その島で、フォルト達はこの島の出身者であるエリーゼという使用人と知り合う。 彼女の案内でリュトム島に封じられていた共鳴石「束縛」を得ることが出来た。 しばらくして、リッシュ邸本館でリッシュによるオーディションの開会宣言が行われる。 全身から「私は成金です」というオーラを放つリッシュ。開会式が終了し、ブロデインの大使と再会する。 大使はこのオーデションに疑惑を持っていた。兼ねてからリッシュと黒い噂のあった、軍事化が進むヌメロス帝国のブレガー大使と、 リッシュが急に接近し出した事と、招待された貴賓達がリッシュを非難する国々の人ばかりであるということ。これらがどうも引っ掛かるらしい。 明日の本番に備え、一行は「海と森のメモリア」を練習する。すると懐かしい曲を聴いたと、雇われ料理人のローランドという男に褒められる。 彼もまた島の出身者であり、エリーゼとは幼なじみの間柄であった。彼の話で、エリーゼが未だ島にまつわる過去に縛られていることを知る。 彼女の父は島を売った村長であり、彼女はその罪滅ぼしの為に、変わり果てた島に留まり続けているのだ。 リュトム島2日目。いよいよオーディション本番である。一位には多額の賞金と、明日の船上パーティーで演奏をする権利が得られる。 オーデションは各国の名だたる演奏家達が己の技を競い合う、レベルの高いものとなった。一座は心を込めて「海と森のメモリア」を演奏する。 懐かしいメロディを聞き、かつてのリュトム島を思い出し喜ぶエリーゼ。 118英雄伝説Ⅴsage2005/08/30(火) 12 38 52ID z9SJ3tI1 水夫達に見覚えがあるローランドは、何を思ったかバーを飛び出し、フォルト達も彼の後を追う。 追いかけた先はリッシュ邸の本館で、ちょうどブレガー大使がリッシュと会う為、館の奥へと入っていく所だった。 その跡を追いかけ、ローランドも館の奥に消える。一行も本館に潜入し、リッシュとブレガー、そして大海賊として悪名高い ラモンの密会現場を目撃する。三人は明日の計画がどうのこうのと相談をしていた。 更に彼らの会話で、リュトム島の買収劇がリッシュとラモンによって仕組まれたものだった事が判明する。 その事実を盗み聞いていたローランドが逆上し、リッシュに襲い掛かるがラモンの返り討ちにあい、逆に捕らえられてしまう。 助けようとするフォルトに、いつの間にか彼の背後に潜んでいたスレイドが、今はまずいと制止する。 スレイドにより、リッシュ達の計画が明日の船上パーティーでラモンが船を襲い、 出席している貴賓たちの身代金をせしめるものだという事が解る。 オーディションも結局はこの為の罠であった。音楽を悪事に利用され、怒るフォルト達はスレイドと協力し 計画の阻止とローランド救出の為に動き出す。 リュトム島最終日。リッシュが所有するバンケット号でパーティーは開かれた。そしてその船をラモンの黒竜号が襲撃し、 計画はリッシュ達の予定通りうまく運ぶと思われたが、想定外だったフォルト達の奇襲に遭う。 黒竜号に乗り込み、リッシュ達を成敗する一行。囚われのローランドを救出し、バンケット号を奪ってその場から逃げ出す。計画を邪魔され、怒り狂うリッシュ達が追撃を掛けようとするが、 突如現れた、海の英雄キャプテン・トーマスのプラネトス二世号の砲撃を受ける。先手を取られたリッシュ達は成す術もなくなり、すごすごとその場から逃げ去る。 突然の助っ人に驚くが、実はトーマスと懇意にしていたスレイドが、あらかじめ彼に応援を頼んでいたのだった。 残念ながらトーマスは現在留守で、副長のルカ(Ⅳに出てきたルティスの弟)が助けた貴賓たちを引き受けてくれる。 バンケット号に手伝いで同乗していたエリーゼは、ローランドから真実を聞かされ、彼と共に新たな人生を送る決意を固めた。 全ては丸く収まり、フォルト達は盗んだ船で、スレイドと共にそのまま次の巡業の地、メルヘローズへと海路を進める。 第二章終了。
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最終更新 2023-11-26 「新英雄伝説 (Windows版)」のBGM別作曲者推測 目次 [非表示] データ 外部リンク 概要 ゲームディスク 投票 コメント データ 発売日 1997-04-25 作編曲 Falcom Sound Team jdk (石川三恵子, 白川篤史, 金田直樹, 中島勝, 新井智, 松岡博文) 外部リンク 公式 Wikipedia, Ys MUSIC FILES, みんなで決めるゲーム音楽まとめwiki 概要 「新英雄伝説」というタイトル名になっているがPC98版「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」初代のWindows移植版になっている。新たにボス戦BGMや新イベント用のBGMもいくつか作られた。 今現在オリジナル・サウンドトラックはフィジカルメディアでも配信でもリリースされていない。よって推測はCD-DA部分の再生でおこなった。 金田氏の曲は海外のファルコムファンとのTwitter交流により確認が取れている。よってそれ以外の曲の推測となる。 ゲームディスク (*)はWindows版の新規追加曲 No. 曲名 予想 コメント 01 街 編 白川 合いの手で入るコーラス風のシンセサウンドは白川氏がよく使う音。特徴的な1 19の左シンバル2連打はVM「そして新たなる道へV2」4 27でも同じようにやっている。全体のサウンドなど紛れもなく白川氏の個性が現れている曲になる。 02 フィールド 編 金田 03 戦闘 編 新井 鋭いドラム、シンセ、エレキサウンドなど当時こうゆうロックに尖ったアレンジをするのは新井氏のみが該当。1 21からの左にあるギターはファルコムクラシックス「Total Ending」と同じ。 04 ダンジョン 編 白川 「街」と同じサウンドを感じ取れる。0 07のシンセは「街」1 04と同じ。同曲1 20と同じ笛もある。 05 ニルギド城 編 金田 06 城 編 金田 07 船 編 中島 ファルクラ「Field」やWin版ED4「鉄鋼の町 -ギア-」と通じる曲調。コンガは「危険な香り」と同じ。白川氏と違い中島氏のサウンドはもっと前に出てきておりメリハリが強め。また新井氏のサウンドとの違いは氏のほうが丁寧さと端正さが際立つ。 08 野望のかけら (*) 金田 09 危険な香り (*) 中島 トムトムやベースや曲調などVM「いざない」を彷彿。コンガ0 29は「船」と同じ。氏がよく使うトランペットの早いタンギングもある。中島氏による海の檻歌「Hot and Cool」に通じるアレンジだ。因みにコンガや笛は白川氏も同様に使っているのでそれ以外の要素でふたりのサウンドを聴き分ける細心の注意が必要。 10 真実の行方 (*) 新井 「戦闘」同様に広い音場が聴かれる。新井氏の作るサウンドは白川氏や中島氏よりも個性が際立っており比較的明快。白川氏の「ダンジョン」とは異なるセンスのオーケストラサウンド。ブラスのアタックは鋭くティンパニの響きも重い。キックやトムトム、シンバルは「戦闘」と同じ。 11 氷の笑顔 (*) 新井 「真実の行方」のテンポアップVer。こちらのほうがファルクラ「The Last Moment of the Dark」と通じる新井氏ならではの豪壮さを感じ取れるだろう。シンバルも同様に左右に振っている。 12 イベントクリア 編 白川 「街」「ダンジョン」と同じサウンド。ティンパニは「ダンジョン」0 36と同じ。白川氏のサウンドはやや腰高で高音域に寄っている印象がある。 13 ドラゴン 編 金田 14 海賊島 編 金田 15 神の声 編 白川 こちらも「街」など氏の他の曲と同じサウンド。0 33のクラッシュ的な音はYsET「FEENA」0 30にもある。エレピ的なシンセリード音はモナモナ「モナーク 通常」1 30と同じ。 16 ゲームオーバー 編 金田 17 終わりなき戦い (*) 金田 18 風を感じる時 (*) 中島 ピアノとストリングスは後述の「ユーティリティ」と同じ。Win版ED3「デュルゼルの手紙」と似たサウンド感。ドラム、トムトムはVM「次元の狭間で」と同じ。左右で聴こえるボイス的な音はファルクラ「Field」でもやっておりボイスを取り入れたアレンジはモナモナ「エンディング」など氏がよく使っている。「危険な香り」同様に氏の特徴が詰まった曲になるだろう。 19 風のない大地~アグニージャ~ (*) 金田 20 オープニング 編 金田 21 エンディング1 編 金田 22 エンディング2 編 金田 23 ドラスレ劇場 編 新井 トムトムやキック、シンバルは「戦闘」「真実の行方」と同じ。右ピアノ、サイドギターといった楽器はファルクラ「Total Ending」と同じ。音場の広さは新井氏の持つ響きと一致する。 24 ユーティリティ 編 中島 「風を感じる時」、VM「静かなる純白」と同じピアノのタッチ。「風を感じる時」と同じストリングス。基本的にこうゆうしっとりとしたポップテイストの曲は中島氏。 ↑PAGE TOP 投票 選択肢 投票数 投票 推測に納得 0 推測に異議あり 0 分からない 0 コメント 名無しさん コメント すべてのコメントを見る 免責 ※当wikiは非公式です。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく一切の責任を負いかねます。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※また当wikiおよび当wiki管理人は日本ファルコム様とは一切関係がありません。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載はお控えください。 ※無料のウィキサービスを利用しているためこちらとは関係のない広告が表示されます。ご理解ください。 Disclaimer ※This wiki is unofficial. We do not guarantee the validity or accuracy of the information and cannot assume any responsibility. ※This site does not compensate for any damage caused by using this wiki. ※Please note that you will be at your own risk. ※Also, this wiki and this wiki administrator have nothing to do with "Nihon Falcom". ※The copyright of the text is on this wiki. Copying or reprinting the contents is prohibited. ※Because you use a free wiki service, you will see ads unrelated to this. Please understand.